夏時間のある地域のための拡張をしました。 拡張したプログラムは次の通りです。
fml の配送部分(本体, fml.pl, NT 版 fml) まとめおくり (msend.pl) bin/cron.pl bin/emumail.pl bin/gen_summary.pl bin/spool2html.pl cf/config libexec/mead.pl sbin/makefml
正式には、4.0.2 リリース以降、current では 2001 年 5 月以降のバージョンで対応しています。 詳しくは http://www.fml.org/fml/Japanese/header_rewrite/ を参照して下さい。
これは fml が返すさまざまなメッセージなどのメールヘッダにつく Date: の 話です。fml でするべき設定はただ一つです。$TZONE_DST に夏時間のタイム ゾーンを設定して下さい。
タイムゾーンはこの2つです。
$TZone 冬時間のタイムゾーン $TZONE_DST 夏時間のタイムゾーン$TZone はインストール時に設定しているはずです。$TZONE_DST を指定しない 場合は $TZONE_DST と $TZone は同じ値になります。
理屈: fml が動いているホストが夏時間かどうかは localtime() の返す isdst の値 を見ています。つまり、この値が 1 か 0 で判断します。夏時間を考慮したい 場合、この localtime() が正しい値を返すように各 OS で設定を頑張って下 さい。OS 固有の話なので僕はよくしりません :)
ノート: 最初(1993) TZone をユーザが変更しうる変数とは思ってなかったので TZONE ではなく TZone になっています。 でもサマータイム用のゾーンは TZoneDst ではなく ユーザ定義変数として $TZONE_DST という名を使っています。