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2007/05/22: 三角山へ登った

300 m 級の山々は、すっかり緑だ。 緑系の絵の具を気まぐれに塗りたくったように様々な緑が映えている。

一方、300 m 級の山々の向うに見える 500 m 級の山の頂きは、まだ白い。 だが、残りはわずかだ。 じきに雪は消えるだろう。

半年ぶりに三角山登頂に挑戦した。

冬は山頂に挑戦しなかった。 雪だからではない。 調子が良い時でも四合目までがせいいっぱいだったからだ。

今日は調子が良いと思う。山頂まで行けそうだ。 三の坂から四の坂へ、そして哲学の道を通り、ポイント8。

どのへんが哲学の道なのだろう。 木の根だらけで考えてる暇などない。

道の周辺は野草と野性の木々が夏を目指して急いでいる。 北緯43度の夏は短い。 標高は 100 m 程度だと、雪のない季節は半年以上ある。 それでも4月までは雪が残っていた。 5月になって雪が消えるといきなり全ての生物が生き急ぐようになる。

4月にはほぼ皆無だった鳥の声もにぎやかだ。 「セニョリータ」と唱いあげるような鳥や「ホーホケキョ」を始め、 数種類の鳴き声が聞こえる。

虫が定期的に音を立てて襲い来る。

それ以外には自分の熊スズだけが鳴り響く。

ポイント8からポイント7までは最後の数十mだが急な坂になっている。 大半が階段状だ。 さすがに疲れてきた。スキーのストックを頼りに何とか登り切る。

ポイント7には休憩所がある。 南側に見える山の間の街を見下ろしながら、 おやつのおにぎりと焙じ茶をいただく。

山頂。 少し街は、かすんでいた。 街の端は 10km ほど向うだ。その向う側は原生林。 地平線の大半は原生林だ。

少しだけ休んで降り始める。 休み過ぎると先に進めなくなる。

下りは勢いがついて、競歩並の速度で進めた。 返りは 30 分くらいであったろう。

汗だくだった。 家に帰り、顔を洗ったら、しょっぱかった。

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