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2002/11/14: 燃えよ!エディタ(2) -- how to hack --: GUI の罠

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ここでは、ルーティンワークを考えよう。しかし、対象によっては少しずつチュー ニングを行なうこともあるとします。つまり、通常はある値(標準値)に固定さ れるが、たまに変更を行ない、適宜、標準値に戻す必要があるとする。

GUI が、初心者に向いていることはわかる。それはそれでよい。 だが、設定の保守という観点からはどうだろうか?

じつは、GUI でけっこう何度も罠にはまった。何かを変更したつもりで、一つ 下の欄を操作/変更していたとか、デフォルト値に戻したつもりで戻ってない とかだ。

標準値を設定ファイルに保存して、load しなおせばいいという意見はあるだ ろう。だが、人間が GUI を操作すると、ついそれを忘れたりする。また、プ ログラムの中には設定の save / restore がうまくいかないやつもあり、その 手法が使えないこともある。

また、GUI で、いちいちクリックしないと一覧すら見られないのもよくない。 ずらっと見やすく表示することもままならないので、チェックを逃すこともあ る。つまり、そういった、うっかりミスをしやすいというのが問題なわけだ。

以上のような状況の場合には CUI が圧倒的に有利だ。 script を書き、コマンドラインオプションがずらずらならぶ。 たとえば

program -f standard.template --option1 1.mpg
program -f standard.template --option1 --option2 2.mpg
program -f standard.template 3.mpg
このようにしておけば、どの対象に対して、どの操作分だけ異なっているのか が一目瞭然だ。

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