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2001/10/15: テレビのゆくえ?

あいかわらず TV はくだらないし、 政府も政治家も論点ずれまくり状態のような今日この頃だ ;)

TV といえば… 思えば、大学に入る前(80年代後半まで)の NHK 特集は良かった。 だが、大学入学以降 NHK を見なくなったとおもう。

もちろん一つの理由は下宿したということだが、 もう一つの、より大きな理由は、NHKが 民放と同じ路線に近付いていったことが無意味に覚えたからだ。 つまり、何のために民放と違う経営形態をとっているんだ? 民放と同じことやるのならおまえら不必要だ、ということだ。

そのスタンスの差は、90 年前後を境に大きく変わったような気がする。 それは 80 年代後半の「21世紀は警告する」と 90 年代のヒット作「電子立国日本の自叙伝」 を比較すれば一目瞭然だろう。

この当時のぼくにとって、 NHK との縁の切れ目は吉田直哉ディレクタ(21世紀は警告する、『太 郎の国の物語』が最後の作品)がいなくなったということだった。 そういった人の変化に時代の変化を感じていた。

だが、今にして思えば、 そのトリガーを引いたのはニュースステーションだったのだろうか。 80 年代に TV も大きく変わったことは事実だ。 ニュースというものへの取り組みの変化、 そして報道の商品化、 これもまたバブル時代と一致するのは何か意味深なのだろうか?

だが、この 20 年、TV の質の変化はどうだっただろうと振り返る時、 僕が思い出すのはいつも 「21世紀は警告する」 と 「電子立国日本の自叙伝」 の差だ。

『国も組織も人間も、志がないと亡びる』と言った人がいるそうだ。 まさに、そのとおり。 2001 年の今もまた、 さまざまなメディアがそれぞれの試練に晒されている。

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