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2001/09/25: 数学/物理学における美意識

本日はアンドリュー・ワイルズねたでれっつご〜。

フェルマー予想を解くのに、日本人が一杯貢献した。 日本の数学者は優秀だ、「日本人の美意識」がどうたらこうたら… (NHK 市民講座) っていうのは一般向けの説明になってないなぁ。

例えば雑にいうと「相対論は美しいから正しい、そのとおりだ」という論法だ。 数学的美意識って確かに大事なものなんだけど、 だからといって説明できるようなたぐいのもんじゃないしなあ〜 むつかしぃですわねぃ。

ついでにいうと、 相対論の証明で一番美しいのは、E・シュレーディンガー( ハミルトン形式的量子力学方程式の創設者)の論法という点は 多くの人には意外かも知れない:) ? 当時の一流の人は当然量子力学も相対論もプロなので 相対論に精通していても、全然不思議ではないのだけれど。 ちなみに、 アインシュタインのオリジナル論文は証明がまず先にあるからあまり美しくは ないし、 ランダウの理論物理学教程第2巻はちょっと強引だし (無理にラグランジュアンでやろうとしている気がする)、 ついでにホーキングの「large structure of space time」の証明もどうかねぇ〜

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