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2 fml を動かすために必要な設定?

当然の大前提として、すでにpostfixのインストールが終って、メールを出す、
受け取ることができているとします。

2.1	変更するべき設定

デフォルトでは :include: が使えないので /etc/postfix/main.cf を次のよ
うに変更して下さい。これで :include: 命令が有効になります。

	allow_mail_to_commands = alias,forward,include

main.cf を変更後、 postfix reload を忘れずに!

この postfix 特有の設定以外は sendmail と同じと思って構わないとおもい
ます。

2.2	注意点

1. mynetworks

デフォルトでは fml から postfix への通信は loopback インターフェイスで
す。そのため mynetworks に、

	127.0.0.1/8

を記述するのを忘れないようにして下さい。そうしないと、fmlからのメール
の発信ができなくなります。IPv6 環境では

	::1

の追加も忘れずに( 可能な場合、fml は IPv6 で、失敗したら IPv4 でトライ
します)。


2. smtpd_recipient_limit

postfix では SMTP で通信する時(デフォルトです)に
一回の SMTP トランザクションで受け付ける受信者数は 1000 です。
これは smtpd_recipient_limit という変数で決まっています。

	% postconf smtpd_recipient_limit
	smtpd_recipient_limit = 1000

大規模配送サーバでは、この値を大きくしておくことが必要です。
値を /etc/postfix/main.cf で変更し postfix reload して下さい。 

#これを $inet_interfaces ごとに変更できるといいんですけどねぇ。
#これは、ななめよみするかぎり release でもできないとおもいました。
# release はソース読んでないので嘘かもしれず
#
#(2003/04 記、thanks postfix-jp ML)
#確かに、main.cf だけでは出来ませんが、master.cf も編集するなら
#インターフェイスごとに変更できますね、失礼 _o_
#
# master.cf の設定例:
#	-o key=value 形式で main.cf の値を上書きできます。
#      インターフェイスごとに smtpd を定義し、limit を変更してください。
# インターフェイス:smtp ... smtpd -o smtpd_recipient_limit=10000
#
#なお、初期の postfix では以下の -o オプションが使えません。全部調べ
#たわけではありませんが、19991231 ではできませんでした。少なくとも 
#1.1.x では利用可能です。
#リリースノートによれば 2001/02/28 以降のリリースでは利用可能らしいです。


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