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10 OSごとのインストールの注意


 ここではOSによる各種の設定方法を述べます。ただし全てのOSおよび環境に
は対応出来ませんのでヒントを書いておきますので参考にして設定して下さい。
あくまで現在確認できている部分なので、このほかにOS依存した不具合・不動
作・その対策等を発見された方はご一報下さい。

10.1	4.4BSD derived systems


10.2	NetBSD

NetBSD 1.x はターゲットマシンなので、なにもなし。


10.3	OpenBSD

NetBSDの親戚だから大丈夫?


10.4	FreeBSD

FreeBSDのパスワードについてはcrypt or md5どちらを使う?問題があります
がcurrentはどちらでも動くようになっているはずです。


10.5	Debian/linux

dselect でインストールする時は /usr/doc/ 以下のドキュメントを読んで下
さいね。


10.6	BSD/OS 3.0, 4.0

struct sockaddrがBSD traditionalとは違い拡張されている。インストーラが
自動半別できるはず。3.0以前に作成したMLを3.0へもってくるとはまる可能
性があります。その時は

移った先でSTRUCT_SOCKADDRという文字列をMLのホームの設定ファイル中で探
してみて手で置き換える

MLを移った先で作り直して、手で差分だけ反映させる。cf ファイルだけあ
れば自動でできるはず。cfファイルだけもってきたら STRUCT_SOCKADDR 行を
消して make config.ph すると自動調整されるとおもいます。


10.7	BSD/OS 3.0 以前

何もしなくても動くような気がします。


10.8	4.3BSD

旧ターゲットマシンなので、多分なにごともなくうまくいくでしょう。


10.9	SUN OS 4.1.3

・sendmail に関して: NFS 越しの fpathconf() がうまく作動しません。対策
として、ローカルにinclude をもつかFMLを置く場所をローカルにするか等の
技が必要になるかもしれません。
#それ以前に NFS ごしの include なんぞ作ってはいけませんが。

・FMLの昔のヴァージョンでは lseek system call をつかうところで、こけて
ましたが、その問題はもう発生しません。


10.10	HP-UX 9?

 setuid まわりが 4.3と4.4の中間みたいな感じで止まってます。
sendmail はいろいろとまわりみちをして、setuid を実行するようですが、
:include: を使う限りうまくいくらしいです。
#Version依存性がよくわからないんですが…

perl -U を使わないと動かないとか、:include: じゃなくて展開して書くとい
いとか、":include:ファイル" みたいに書くといいとかいろんな説があってよ
くわかりません。とりあえず総当り戦で試してみると良いでしょう。


10.11	SGI Indy (IRIX5.3)

From:    nino@windy.mech.utsunomiya-u.ac.jp

私のホストは、SGIのIndy(IRIX5.3)なんですが、そのまま
では全然動かなかったので、-D_POSIX_CHOWN_RESTRICTED
を付けてkernelをreconfigして何とかなりました。更に、
:includeを使える様にするために、sendmailを入れ換え、
大文字が使えなかったので、CFも入れ換えました。
(See fj.sys.sgi)

SGI may require kernel reconfig with -D_POSIX_CHOWN_RESTRICTED and
replace sendmail, sendmail.cf with latest ones.


10.12	UXP/DS V20L10(SVR4.2)

	FUJITSU GRANPOWER 7000(DS/90)
	UXP/DS V20L10(SVR4.2)

で(インストーラ(config.guess)がどう判定するかはよくわかってないのです
が)、

	$COMPAT_SOLARIS2 = 1;

が必要だそうです。


10.13	AIX 4.2

fml-support: 04555

sendmail 8.8.5	include style works 
sendmail 8.8.8	include style fails but
		C Wrapper (fml.c fml-ctl.c) works


10.14	Solaris 2.4 でプロセス間通信がうまくいかない

makefml がインストール時にOSやアーキテクチャアについて推測し config.ph 
に書き込みます。

	$CPU_TYPE_MANUFACTURER_OS 

という変数に solaris2 という文字列がちゃんとあるかどうか確かめて下さい。
OEM等ではちゃんと判定できない場合もあります。 

ソラリス互換2で強制的に実行するには config.ph で 

	$COMPAT_SOLARIS2 = 1; 

をセットしてためしてみてください。強制的に $CPU_TYPE_MANUFACTURER_OS 
を定義するのも可です。

ソラリスでは意味不明に(意地悪く?)定数が違うので、ちゃんと 
/usr/include/sys/socket.h から作った sys/socket.ph
(/usr/local/lib/perl(/OS名)/sys/socket.ph あたり) を呼んでいないと動き
ません。


10.15	Solaris 2.3 (SUN OS 5) で flock がうごかない

flock がだめというエラーメッセージがでたら

	$USE_FLOCK = 0;

にしてみてください


10.16	DEC alpha(OSF1 V3.0)上の perl4 で config 等が動かない

perl4 だと多分動かないとおもう。perl5 を install して試してみてくださ
い。

10.17	article ID duplication error 

次を見てね↓


10.18	perl 5.003 flock と そらりす 2.5 2.5.1 ?

fml 2.1 current のどこかで直った
#flock やってるふりしてできてない?そのため SEQUENCE_FILE がちゃんと
#更新されなくて article ID duplication error が出る?
#参照: fml-support:241? あたり


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