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1 fml 3.0 から fml 4.0 へのアップグレードの際の注意点
4.0 の主な新機能とアップグレードの際の注意についてまとめます。
3.0 と 4.0 は機能の追加はあっても、内部構造の変更はほとんどありません。
そのため PGP 関連を除き操作性は 3.0 との相違はわずかといえます。
1.1 fml 4.0 works with perl 5 only
もっとも大事な点は perl 5 でしか動かないことです。
3.0.1 までは perl 4 でも動きました。perl 5 に入れ換えて下さい。
ちなみに、各 OS のデフォールトの perl はどうなっているか?
のリストは以下の URL にあります。
http://www.fml.org/fml/devel/OS_and_Perl.txt
1.2 fml CGI インタフェイス
詳しくは
http://www.fml.org/fml/Japanese/GUI/
4.0 で追加された操作インタフェイスです。アップグレードに際し特別な注意
点はありません。
CGI はオプションです。無理に使う必要はありません。
4.0 以前に作った ML を fml CGI インタフェイスでも操作可能かどうかは従
来から makefml メニューで操作していたか否か次第です。しかし config.ph
を生編集していたのなら、CGI からのメニュー操作はできません。config.ph
を生編集していたのなら、CGI からのメニュー操作はmakefml config と操作
がぶつかることと理由は同じです。
なお、オーナさえ一致させればメンバーの登録/削除等は問題なく使えるはず
です。
1.3 データベースアクセス
従来のコードへの追加という位置付けになります。
アップグレードに際し特別な注意点はありません。
リレーショナルデータベース
http://www.fml.org/fml/Japanese/RDBMS/
LDAP
http://www.fml.org/fml/Japanese/LDAP/
1.4 PGP 関連の機能の変更点
fml 4.0 ではPGP キーをおくディレクトリと makefml のコマンドの拡張があ
ります。
3.0 までは例えば elena ML の PGP 認証( admin コマンド)および
ML の暗号化のキーは、ともに /var/spool/ml/elena/etc/pgp/ におかれてい
ました。これでは2つの機能「admin コマンドの PGP 認証」「 ML の暗号化」
を同時に使いたい場合に、キーが混在せざるを得ません。また makefml pgp
もこの混在したファイルを操作しなくてはなりません。
◯ fml を今迄通り使いたい場合
1. /var/spool/ml/etc/fml/site_force.ph に
$DIST_ENCRYPT_KEYRING_DIR = $PGP_PATH;
$ADMIN_AUTH_KEYRING_DIR = $PGP_PATH;
と書くと、3.0H までと同じ(つまり混ざった状態)になります。
片方しか使わないなら別に問題はないのですが…
2. もっと後向きな or 危ない解決方法として
% cd /var/spool/ml/elena/etc
% ln -s pgp dist-encrypt
% ln -s pgp admin-auth
でも 3.0H までと同じことになります。
◯ makefml を今迄通り使いたい場合
makefml pgp elena
は
makefml admin-auth.pgp2 elena
と同じ意味になっています。つまり
PGP version 2 で admin コマンドメールの PGP 認証
のために PGP2 の鍵を操作することになります。
1.5 ローディング
あまり目に見えない差ですが、将来の拡張性のために、設定ファイルを読み込
む順番が少し異なります。
注:
あえて 4.0 風にする必要はありません。従来の config.ph ファイル
をそのまま使い続けて構いません。
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