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バーチャルドメインの取り扱いについて

Table of Contents
バーチャルドメインのデザインモティーフ
概要: fml8 におけるバーチャルドメインの取り扱い
ケーススタディ: FML.ORG サーバ間での引越

余談: 現在の第五世代 fml.org サーバ群のMLは、 すべてバーチャルドメインとして運用しています。 この方式が統一が取れていて美しいです。 はじめは一つでも、だんだんドメインが増えていくのはよくあることで、 それを考えると、 はじめからバーチャルドメインで統一しておくほうが、あつかいやすいと思います。

Caution

2003/11: バーチャルドメインの取り扱い方を拡張しました。

/usr/local/fml/etc/main.cf における virtual_maps は obsolete としました。 今後は virtual_maps の代わりに ml_home_prefix_maps を使うことになります。 しかしながら、互換性のため virtual_maps も引続き有効です( なんのことはない、互換性のため、 ml_home_prefix_maps の定義に virtual_maps も含めているというだけのことです。 Postfix の virtual_maps と virtual_alias_maps の関係みたいな感じです)。

また、makefml および fml コマンドには ml_home_prefix_maps を操作する newdomain と rmdomain コマンドが追加されました。

バーチャルドメインのデザインモティーフ

「 fml8 全体でドメインを統一的にあつかえるようにしたい。 また、できるだけ fml4 の素直な拡張であってほしい。 さらに、引越しなどが出来るだけ楽であるとうれしい。 」 これがバーチャルドメインを設計する上での主要な条件でした。

まずML名には「ユーザ@ドメイン」形式の文字列 [1] を使うことにします。 これでデフォルトのドメインかバーチャルドメインかを fml8 が解釈することが可能になります。

ML名以外は従来のコマンド体系そのままです。

新ドメインのMLを作る際の最初の一回だけは 「ドメインとパス」のあいだの設定 (e.g. home.example.org は /var/spool/example.org 以下に作成) を仕込まないといけないので、 MTA への追加設定が必要になりますが、 それ以外はデフォルトドメインの場合と同様に操作可能です。

素直な拡張になっていると思うのですが、どうでしょうか?

Notes

[1]

@ドメインがない場合は、デフォルトドメインと解釈します。 素直ですよね?

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