[HOME] [github] [twitter] [blog] [fml4] [fml8] [北海道] Powered by NetBSD and [nuinui.net] .

script である理由は?

まず、perl script なので、fondub のソース自体を hack して、自分専用の エンコーダ wrapper を製作するのが容易です。そして、GUI の知識も不要です。

しかしながら、GUI ではないということに、それなりの意味があると考えてい ます。それは、設定の保守やバージョンコントロールにおける利点です。

初心者には CUI より GUI の方がやさしいといった意味合いでの GUI 自体の 意義は認めますが、ぼくは GUI が不得意です。どうしても GUI での操作スピー ドが遅いし、pull down メニューで一行押すところを間違えてしまうような操 作ミスがどうしてもなくなりません。

また、設定がひと目で見渡せないために、設定ミスをしてしまうようなことも たびたびあります。そして、バージョンコントロールもできません。バージョ ンコントロールをしようとすると、結局、設定をテキストファイルに落して CVS などを使うことになります。それなら、GUI じゃなくて、最初からテキス トの設定ファイルを制御したいわな。

設定ファイルをロードして GUI を使ったらいいのでは?という意見はあると 思いますが、それじゃだめです。その設定ファイルをロードし忘れたら終りで すから。毎回エンコードが同じ設定であることを保証するためには、 やはり GUI を操作するステップそのものを無くしたい。

fondub はプログラム本体が perl script というテキストファイルです。そし て、別途テキストファイルとして avisynth や nandub 用のテンプレートファ イルが用意してあります。また、fondub のコマンドラインオプションで、い くつかの項目は制御可能です。よって、fondub を実行するバッチファイルを 書くことで毎回同じ設定でエンコードをしていることが保証されます。

また、fondub が呼び出す下請けのプログラムは全てコマンドライン対応のも のだけです。それぞれのプログラムのテンプレートファイルおよびコマンドラ インオプションはすべて fondub の管理下にあります。

つまり、すべての設定が fondub の管理下にあり、 毎回同じ設定でエンコードをしていることが保証され、 バージョンコントロール可能なことが大事な点です。

[HOME] [github] [twitter] [blog] [fml4] [fml8] [北海道] Powered by NetBSD and [nuinui.net] .
Copyright (C) 1993-2022 Ken'ichi Fukamachi mail:< fukachan at fml.org >