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2 ML サーバとは?


 ML サーバは本質的にフィルタリングをするものです。 ML 宛のメールが来た
ら配送プログラムから起動されいろいろな処理をした後、配送するべき(MLの)
メンバーリストを配送プログラムへ渡します。後は配送プログラムが配送を行
ないます。配送自体は ML サーバの役目ではありません。

[図]

あるホスト                                     ML サーバのマシン

 ML のメンバーからのメール
   |
   V                    fml を起動する
 MTA (e.g. sendmail)   ------------------>     
                                               fml <MLサーバ(ドライバ)>
 MTA (e.g. sendmail)   <-----------------      
 (配送プロセス)
   | | | 
   V V V
  ML のメンバ

配送プロセスは上図のように動きます。 ML サーバが普通のメールではなくあ
る命令( ML を辞める、過去の記事を読むなど)を含んだメールをうけた場合は、
それを実行して答えをリクエストした人へ配送します(コマンド)。

また上図からわかるとおり ML 宛のメールが来た時だけ ML サーバは起動され
ます。つまり"不定期"にです。 ML が盛り上がって一気に来る瞬間もあれば、
メールが流れない暇な時もあります。そのためメールの流量を気にする人はリ
アルタイムに ML の記事(メール)を読むより、例えば3時間に一度過去3時間の
メールをまとめて読む「まとめ送り」を好む人もいます。

まとめ送りの場合は"定期的に"まとめ送り(5.3)を実行するプログラ
ムが起動される必要があります。fmlは定期的に起動しなければならないプロ
グラム群はcronというオペレーティングシステムが提供する機能を使うことを
前提にしています。


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