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6 whois (local whois-like database)

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whoisはMLローカルに持っているデータベースへのアクセスのことを指してい
ます。が、本もの?のwhoisサーバへリレーすることなどもオプションとして可
能です。コマンドは"whois", "iam", "who"です。コマンドについてはHELPファ
イル参照。

6.1	Introduction

FML の whois コマンドは

1. 本物の whois server とプロセス間通信して内容を送り返す
2. MLローカルに持っているデータベースへのアクセス

の両方を行ないます。切替えはキーワードに -h host があれば 1、そうでな
いなら 2 です。ローカルなデータベースはvar/db/whoisdbです。よって 
whois サーバをあげる必要はありません。

6.2	Whois コマンド

	$USE_WHOIS = 0;	(default 0)

0 なら FML のデフォールト(whoisは使わない) 1 なら使うようになります。
これは基本的なポリシー「明示的に許さない限り機能は増やさない」に沿うも
のです。

ローカルデータベースの形式も本物の任意のwhois serverとの通信をする点に
ついてhmlのwhoisとは全く互換性はありません。
# hml は独自に自分だけの whois を抱えていた (なおかつ security hole 
# だった)

例1: ローカルなデータベースの中から fukachan を含むデータを探して送り返
す。

   % echo  "whois fukachan" | Mail Elena-ctl@phys.titech.ac.jp

例2: host の whois に聞きにいきます。

   % echo "whois -h host fukachan" | Mail Elena-ctl@phys.titech.ac.jp

6.3	Whois の変数

	$DEFAULT_WHOIS_SERVER (default "localhost")

で デフォールトの whois サーバを変更できます。コマンドの -h オプション
でも変更できます。その場合はコマンドの -h オプションが優先します。

	$WHOIS_DB (default "$FP_VARLOG_DIR/whoisdb")

ローカルにもっているデータベースです。


6.4	Whois と答えの日本語文字コード変換

	$WHOIS_JCODE_P	(default 0)

をセットすると日本語変換をしてから答えを返します。これが toggle flag 
として実装されているのは変な答えを変換しようとして落ちたりすることもあ
りうるようなので、たまにおちるかもしれないRISKを負う覚悟があるか否か?
を表現している toggle です;-)


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