[PREVIOUS CHAPTER] [NEXT CHAPTER]
4 ~/.forwardを利用したML


/etc/aliases をいじれないユーザや密かにMLを実行する:-)ユーザ向けの話
です。普通これを使うことはありません。またこのトリックを使わざるをえな
い状況は使用しているMTAに強く依存します。何よりも優先されることはMTAの
マニュアルをよむことです。


4.1	.forward での方法の概論

~/.forward も /etc/aliases と同様に実行されます。~/.forward に

"|/home/beth/rosy/ml/fml.pl /home/beth/rosy/ml /home/beth/rosy/ml" 

とかけば、 MLを作ることができます。この場合 sendmail は fml.pl の 
STDIN に SMTP でもらったメールの内容を送りこみます。

この場合の問題は、自分自身へも配送するのでループ(bounce)問題をどう避け
るか? が問題になります。.forward 方式では2通りの考え方ができます。

○	架空のユーザを作りその .forward を使う
	この場合MLの名前は架空のユーザになります

○	自分のアカウントで受けて、ヘッダをみてML宛か否か?を
	判定して、MLを実行する。

4.2	架空のユーザーを作る

○	架空のユーザを作りその .forward を使う

	この場合MLの名前は架空のユーザになります

~/.forward に include ファイルと同様の内容を書けば良いだけです。
注意することはこの場合

	MLのアドレス		==	架空のユーザ
	管理者のアドレス	==	他のアカウント

になるでしょう。

shell サービスのあるインターネットプロバイダならできますが、
そうでないところもありますから注意して下さい。

4.3	自分のアカウントで実行する

自分のアカウントで受ける → フィルタで振り分ける
				 → 	自分のメールスプール
				 → 	ML1
				 → 	ML2
			...

フィルタは何かのキーワードでML宛か自分宛かを判定する必要があります。
フィルタの話は  を見て下さい。

例:

	Subject: [Elena]

Subject: に [Elena] を含むメールが来たらMLへ流すとか

	To: あなたのアカウント (ML-1)

が来たら ML-1 を見つけたら ML-1 へメールを流すとか、そういったキーワー
ド探索をフィルタでするということです。そしてマッチしなかった内容は全部
あなたのメールスプールいきということです。


[PREVIOUS CHAPTER] [NEXT CHAPTER]