久しぶりに見た。 何度目になるかわからないが、改めて見た。 この何年かは見てなかったので、 前回見たのはだいぶ昔ということになる。
今回、個人的な環境ないし前提の違いがある。 それは前回までと違って予備知識がいろいろと頭に入っていることだ。
そういった目で改めてみてみると、 やはり映画のロレンスは映像は素晴らしいが、 話はダイジェストになってしまっているし、 ロレンスの壊れていくさまの掘り下げ方もいまひとつという気がした。
また、映画はたぶんロレンスは政治に利用されただけだという立場で書いてあ ると思う。 しかしながら、脚本家がその解釈の立場に立つというだけのことなので、 それは別に構わないとはおもう。 実際、有名人で勝つ謎が多い人なので、 そういう人の映画の脚本を作る人にとっては好都合かも知れない。
昔、デビット・リーンってわりと好きだったと思うのだけれど、 今回見なおしてみて、 壮大さみたいなものに対する表現の人で、 今見ると、そんなに好きじゃないかもしれない。
物を見る目は歳と共に変わるもんだね。
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