前節 と同様、カーネル名は LEGACY を例にとります。
(1) カーネルを / へコピーしてください。
# cp /var/tmp/build-5.1.0_PATCH/release/i386/binary/kernel/netbsd-LEGACY.gz /
(2) カーネルを広げます。
# cd / # gunzip netbsd-LEGACY.gz注意: ファイル名は netbsd-LEGACY なので、 既存のカーネルを上書きすることにはなりません。
(3) カーネルを入れ換えます。古いカーネルを必ず残すことを忘れずに!
# ln netbsd netbsd.bak # mv netbsd-LEGACY netbsd
Important: /netbsd がない状態で、突然リブートした場合、 二度と起動してこないかもしれません。 そのため、最初に ln し、次に mv しています。 まぁ、駄目な時は、どうせ駄目なんですが、 こういった細かい作業の丹念な積み重ねが、 オペレータの腕の差、 ひいては会社の技術力といわれるものの礎となるものです。
(4) リブートしてください。
Caution |
ちゃんとリブートしてきましたか? だめだったら、古いカーネルで起動して下さい。 ブートローダを途中で止めて (最近のブートローダなら 5 、古いブートローダであれば ENTER 以外のキーを打つ) > boot netbsd.bakのように(さっき ln しておいた)古いカーネル(netbsd.bak)から起動します。 起動したら、カーネルを元に戻しておいてください。 # cd / # mv netbsd.bak netbsd |
(5) 安定しているか確認するため、 カーネルだけ入れ換えた状態で、最低一日は様子を見たいですね。
Important: 「カーネルだけ入れ換えて、ユーザランドは入れ換えない」 ここが大事です。
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