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1 概要

本来MIME関係はクライアントプログラムが処理すればいいことなのでサーバと
しては素通しでいいはずです。fmlのMIME関係の処理は基本的に素通しです。

1.1	MIME 関係の処理を ON にする (default ON)

	$USE_MIME = 1; (default 1)
2.1


1.2	だめなメールソフトに対応するための特殊なオプション (例: Apple mail )


MIME エンコーディングを間違えているメールソフトがあります。
例えば Mac OS 附属の Apple mail というものです。

	$MIME_BROKEN_ENCODING_FIXUP = 1 ; (default 0)

とすると、壊れているエンコーディングを何とか修復しようと努力します。

   [ノート]
	このコードは OGAWA Kunihiko さん作のパッチに基づいています。
	たんきゅー


1.3	HOOKで使うと便利な関数: &STR2JIS(文字列)

	&STR2JIS(変換したい文字列);

日本語(JISコード)にする。

	$string = &STR2JIS($string);

1.4	HOOKで使うと便利な関数: &STR2EUC(文字列)

	&STR2JIS(変換したい文字列);

日本語(EUCコード)にする。
文字列をperlの正規表現でマッチさせる時はEUCが何かと便利である。
そのため文字列をEUCにする必要のある時に使われる。
主に内部用途といえよう。

	$string = &STR2EUC($string);

1.5	HOOKで使うと便利な関数: &mimeencode(文字列)

	&mimeencode(encode したい文字列);

文字列を MIME encode する。

1.6	HOOKで使うと便利な関数: &mimedecode(文字列)

	&DecodeMimeStrings(decode したい文字列);
	&MimeDecode(decode したい文字列);

文字列を MIME decode する。どっちの関数を呼んでも今は一緒


1.7	例題: STR2EUC を使う

1. EUC にして
2. MIME encoding のルーチンに渡して
3. 結果を変数 $WELCOME_STATEMNET に代入

fmlでのwelcomeメールのsubjectを日本語にする(fml-support: 07219)
この時のsubjecthさ $WELCOME_STATEMNET で決定されている。

MLのHOMEにあるcfというファイルの最後(LOCAL_CONFIGという行より後)に

$START_HOOK = q#
	&use('MIME');
	$WELCOME_STATEMENT  = "ようこそここへ、うふふ";
	$WELCOME_STATEMENT  = &STR2EUC($WELCOME_STATEMENT);
	$WELCOME_STATEMENT  = &mimeencode($WELCOME_STATEMENT);
#;

と呪文を書いておいて、その場所で

   % makefml update-config.ph ML名

で config.ph をつくりなおす。config.ph というファイルの文字コードはEUC
で save しなければならないことに注意。


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