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4 リレーサーバを使う

リレーなんか禁止というサイトもあることに注意しましょう。MLの東日本リ
レーサーバ、西日本リレーサーバなんてことをしていたのは随分昔の話です。

最近では SPAM があるのでリレーは基本的に禁止ですからあまり意味がありま
せん。もちろんお互いに合意の上でIPアドレスベースでチェックしてリレーを
するなどは考えられます。


4.1	activesファイルによるリレー制御

actives には

	アドレス			リレーサーバー
	fukachan@phys.titech.ac.jp	r=axion.phys.titech.ac.jp

のような書き方ができます。これをすると sendmail には

	@axion.phys.titech.ac.jp:fukachan@phys.titech.ac.jp

のように渡されます。actives ファイルに

	fukachan@phys.titech.ac.jp	r=axion.phys.titech.ac.jp
	Elena@phys.titech.ac.jp		r=axion.phys.titech.ac.jp
	cocoa@phys.titech.ac.jp		r=axion.phys.titech.ac.jp

なものがあると

	@axion.phys.titech.ac.jp:fukachan@phys.titech.ac.jp
	@axion.phys.titech.ac.jp:Elena@phys.titech.ac.jp
	@axion.phys.titech.ac.jp:cocoa@phys.titech.ac.jp

のように渡されます。sendmail 8.x での配送は axion.phys.titech.ac.jp ま
で一通にまとめられて来てaxion.phys.titech.ac.jp で3通にばらけます。

パケットの数もサーバの負担も軽くなるのでもしリレーしていいという許可が
得られればどこかでリレーサーバを使えるといいですね。


4.2	全てのメールをリレーサーバに投げる

$DEFAULT_RELAY_SERVER が定義されている場合は強制的に全てのメールを

	$DEFAULT_RELAY_SERVER

で定義されたリレーサーバへ投げそのサーバに配送します。


4.3	activesファイルによるリレー (sendmail 5.x)

	fukachan@phys.titech.ac.jp	r=axion.phys.titech.ac.jp
	Elena@phys.titech.ac.jp		r=axion.phys.titech.ac.jp
	cocoa@phys.titech.ac.jp		r=axion.phys.titech.ac.jp

↑このように順番に並んでいないと一通になってくれませんので注意。
それ以外は8.xの時と一緒です。


4.4	CF (by motonori@wide.ad.jp) 形式による relay 設定ファイル

$RELAY_HACK = 1; がセットされ、$CF_DEF で STATIC_ROUTE_FILE で定義する
static 配送ルールを記したファイルが設定された場合、それに従ってリレー
サーバの設定がされます。

CF 形式の例1:
or.jp ドメイン宛のメールは mlrelay0.domain0 へ全部送る。それ以外は 
$HOST (通常自分のマシン) で定義されるマシンで配送を行なう。

	GW smtp-ignmx:  mlrelay0.domain0
	DOM or.jp

CF 形式の例2:
co.jp にマッチしないドメイン宛のメールはすべて mlrelay.domain というマ
シンへ送る。しかし or.jp ドメイン宛のものは mlrelay0.domain0 へ送る。

	NGW smtp-ignmx: mlrelay.domain
	DOM co.jp
	GW smtp-ignmx:  mlrelay0.domain0
	DOM or.jp

リレー情報はハッシュテーブル %RELAY_NGW %RELAY_GW %RELAY_NGW_DOM に入
れられ、smtp library で利用されます。


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