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4 その他

4.1	本当に残しておく必要のあるファイルは?

たまにどこが必要な部分ですか?と聞かれますが、makefml install を使えば
core の部分だけが概ねインストールされます。

makefml でインストールすると document 群も入れます。documents は大きい
です。インストール先の doc の下にまとまってるので、ここは消して構いま
せん。ドキュメントは「www.fml.org を見るから doc/html は要ら
ないから消す」という選択はありうるでしょう。ただ www では常に最新版の
内容だけが見られるという点に注意してください。ISPのシェルを使ってる場
合などならISP側ではなく自分の端末のローカルディスクに移しておくとゆう
手もあります。

それ以外に何を消していいかは機能をどこまで使うかに依存しているので一概
にはいえません。が document 以外で概ね 1M くらいです。ちなみに

	doc 	ドキュメント
	libexec 特殊なもの fml_local とかも含む
		fmlserv があるから消しちゃ駄目かもしれない
	bin 	fml 自体は使わない user 支援 program 群

etc, sbin, cf は消しちゃダメです。

余談ですがFML.ORGのMLで調べるとだいたいMLのホームは 1000通 〜 4M く
らい必要と評価しておくといいみたいです。


4.2	特定の一つのMLだけを一時停止したい(削除にあらず)


配送を止めるだけならデバッグモードにするとやみに葬られます:)

/etc/aliases を編集し、事実上無効にするというのもよいでしょう。

elena: elena-admin
elena-ctl: elena-admin
elena-admin: fml

4.3	毎日記事番号がリセットされるML

一日の記事の投稿数が一目でも分かるように夜中の12時を境に
記事番号を0に戻す、つまり

	Subject: [elena 00100]

を

	Subject: [elena 00000]

にするわけです。


記事番号は多くのファイルに関係しています。
seq は記事番号のカウンタだし、log や summary には記事ごとの
データが記録されています。
spool と seq は整合性チェックをしているので、spool も変えてしまわないと
記事が重複しているというエラーが発生します。
これらの関係あるファイルを全部名前を変えてしまうしかありません。
パート II のテストの項目でMLをリセットする話をしましたが、
それと原理的には同じです。

次のような shell script でもつくって cron ( .ref{cron} 節参照) 
で毎晩回してみるとできるとおもいます。
#!/bin/sh

ml=elena

date=`date -u +%C%y%m%d`

/usr/local/fml/makefml lock $ml 60 &

cd /var/spool/ml/$ml || exit 1

for file in seq spool summary log
do
   if [ -f $file ];then
        mv $file $file.$date
   fi
done


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