○3.0 RELEASE と 2.2.1 RELEASE の間の違いについて
自動登録が新しくなります。
ユーザにとって(のみかけは)日本語になっていることです。
管理者にとっては actives と members を両方とも使う点です。
現在自動登録を使っていないならUPGRADE時に気にすることはないでしょう
大きく分けると
fml 2.x の設定ファイル(config.ph)をそのまま使う
fml 3.0 に移行する
fml 3.0 に移行する場合の支援ツールを用意してあります(次節)
注意: fml 1.x のconfig.phをそのまま使うにはtrickyなことが必要です。
たぶん3.0に書き換える方がやさしいです。
0.1 アップグレードの支援ツールについて
注意: 以下のmakefmlは fml 3.0 のmakefmlをさしています。
以前のversionのmakefmlに upgrade などのコマンドが密かに
組み込まれていたという意味ではありません
ケース1: makefml config ML
makefml config で
auto_regist -> auto_subscribe
を行なえばメニュー終了時に
members を actives にコピーするか?
と聞かれるので y と答えればコピーされます。
ケース2: makefml upgrade ML
このコマンドで ML メーリングリストに対し
cf と config.ph の auto_regist を auto_subscribe にさし換える
members を actives にコピーする
の操作をします。こっちは対話プログラムではなく上記のアクションが確認を
求められることもなく一気に行なわれます。
0.2 『自動登録』を使っている場合の注意
3.0での「自動登録」は auto_subscribe というハンドラーを使うとmembers
と actives を両方使います。これが3.0以降の推奨ハンドラです。互換性を保
つために auto_regist も使うことができます。
この点が最も注意が必要です。選択肢は大きく二通り
auto_subscribe へ移行する
auto_regist を使い続ける
あります。
* 1. auto_subscribeを使う == 3.0 の設定へ移行
3.0 の自動登録では auto_regist の代わりに auto_subscribe というハンド
ラが推奨です。このハンドラは actives と members 両方を使います。
(途中で登録方法を手動に変更しても特に問題がないので推奨ということです)
auto_regist から auto_subscribe へ切り替える前に 各MLのHOME directoryで
members を actives にコピーすることが必要です。
% cp members actives
この後 auto_subscribe へ切り替えて下さい。
* 2. auto_regist を使い続ける。
つまり fml 1.x 2.x の設定ファイルをそのまま使う場合で
この場合特にすることはない。
つまり設定は何もいじらないという自信があるならそのままで構わない:)
注意: その時はそうおもっても後で変更をする際にはまる可能性大なので
案2はあまりお勧めできない気がします。
0.3 変更点について
○ 自動登録の際のファイルの扱いについて
自動か否かを問わず常に members と actives 両方を使う
この仕様は正しいが、過去との互換性はない点に注意が必要。
$REJECT_POST_HANDLER, $REJECT_COMMAND_HANDLERには新しいハンドラー名を
使うことでそう振る舞うように設定する。
ドキュメントでは「自動登録には新ハンドラーを使う」ように書いてあるが、
3.0でもわざわざ古い auto_regist というハンドラーを選ぶことで古い挙動を
させることができる。よって、3.0をインストールしても以前の config.ph を
そのまま使えばmembers だけを使う振る舞いになる点に注意されたい。
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