次のような処理をすることになります。
1) fml8 をインストールする。 この際、postfix の alias_maps に /var/spool/ml/etc/mail/aliases (まだ、この段階では中身のないファイルでよい) を追加する。
2) makefml --force newml elena 相当の処理を行なう。 fml8 で必要なファイルをいろいろと作る必要があるので、 newml を実行してしまうほうがよい。 本当に makefml newml を実行するか、 newml の実体の処理を呼び出すようにするかはどちらでもよい (が、たぶん後者の実装でよい)。
3) /var/spool/ml/elena のメンバーリストを fml8 形式へ変換する。 その際にも、いろいろ変換しないといけない。
3-1) IO::Adapter は ^# の行はコメントだと思って無視している。 よって、actives で off されているアドレスは消えているように見える。
3-2) off を s=skip と書いていると on 扱いになってしまう。
3-3) m=... つまりまとめ行が無効になる。 しかしながら、 歴史的に members で # address と書かれていると 4.0 では OK だが、 8.0 ではこのアドレスは見えない(認証する際の候補にならない)。 フォーマットを検査して warning を出すべきだろうか?
4) fml4 の aliases ファイル (/var/spool/ml/etc/fml/aliases) から該当するMLの部分を消して .db を再生成する。
ケース 1. を繰り返し適用すればいいでしょう。
移行作業中にML全体を止めていいなら、 fml4 の /var/spool/ml/etc/fml/aliases を削除したうえで、ケース1を適用するのが楽なやり方でしょう。 もちろん、移行作業中は MTA を止めてください。
(X-Sequence: fml-devel 389 より)
同一ドメインで、fml4 と fml8 を半々に使っている場合、 次のような設定をほどこしておくとよいでしょうか? いや、 中途半端なトリックはやめて、 すなおに、mergeml で変換するか、しないかにしておいた方が無難だと思います。
fml4 での設定(site_init.phとかconfig.ph)で
push(@ACTIVE_LIST,"$DIR/recipients") if( -f "$DIR/recipients" ) ;一方、fml8 での設定(site_default_config.cfやconfig.cf)で
html_archive_dir = $ml_home_dir/htdocs
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