自分でウエブインターフェイスなどを作りこみたい場合には、 次のような方法が活用できます。
たとえば fml8 以外の別のコマンドや独自の CGI などから fml8 CUI を呼びだし処理をさせたい場合が該当します。 この場合、 STDERR などで fml8 からのログを受けとりたいでしょう。
このような事例では、
% makefml --log-computer-output コマンド ML名 % fml --log-computer-output ML名 コマンドとすると、 コマンドの結果が標準出力( STDOUT )へ、 ログが STDERR へ出力されます。
たとえば次のような挙動になります。
% fml --log-computer-output elena@fml.org list rudo@nuinui.net 1070109341 info lock channel=recipient_map_modify 1070109342 info unlock channel=recipient_map_modifyこの例(デフォルト)では、 「時刻(unix time)、ログのレベル(info,warning,errorなど)、メッセージ」 となっています。
コマンドラインオプション --log-computer-output は、 config.cf などで
use_log_computer_output = yesと指定することでも同じ効果となります。
しかしながら、 この変数を yes にすると、 makefml や fml だけでなく、 配送やコマンドメールのプログラムも STDERR にログを出力するようになります。 注意してください。
メッセージのキューイングの内部構造や出力フォーマットは、 ある Perl モジュールのなかに押し込めてあります。 このモジュール(デフォルトは FML::Log::Print::Simple)は config.cf で log_computer_output_engine を変数を使えば変更可能です。 出力を切替えたい場合は、 自分用のモジュールを作り、そのモジュールを、この変数に指定してください。 モジュールは FML::Log::Print::Simple を参考に、hack してみてください:)
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