37章 配送の高速化について 37.1 SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) 37.2 メール配送におけるDNSの役割 37.3 理論上はどのくらいの配送速度が出るだろうか? 37.4 ケーススタディ:smtpfeed、qmail、Postfix 37.5 fmlのSMTP機構のカスタマイズ 37.6 ケーススタディ:fmlが複数のMTAを使う
以下、 http://www.fml.org/fml/Japanese/smtp/ より抜粋
fml 4.0 で自動でやるのはちょっとひと工夫必要です。 MTA の設定と追従していくことも必要です。postfix を例にとります。
4.0 は $MCI_SMTP_HOSTS の値で配送リストを分割しています。 受信者数が 4500 で、$MCI_SMTP_HOSTS が 3 なら、1500 ずつにに分割します (MCI window と呼ばれています)。@HOSTS がないなら $HOSTS (== "localhost" by default) に対して3回コネクションを張ります。だから
$MCI_SMTP_HOSTS = 受信者数 / 1000 + 1;を毎回計算すれば OK です。もっとただしいのは (ざっくりかくと)
$START_HOOK = q# $limit = `postconf smtpd_recipient_limit` して数をもらう; $n = `wc $ACTIVE_LIST` して受信者数; $MCI_SMTP_HOSTS = $n / $limit + 1; #;みたいにしておけば postfix の設定と自動追従していくはずです。