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2006/07/12: トヨタのイメージ

日本最強の企業? いや日本もとい資本主義世界最強の暗黒面がイメージじゃないか?

「自動車絶望工場」 [1]

もっとも、この本のおかげで少しは環境が改善されたという説もあるようだが、 その後のロボット化のせいでチャラになってるんじゃないか?どうなんだろう。

ロボット化とは鉄腕アトムの世界をめざすものではない。 ロボット化とは、ロボットにさせられない難しい作業を 人間という部品にすることでラインを効率化することだ。 単純作業は、どんどんロボットになり、難しいところだけが人間担当になる。 生産台数は増やされる。ラインも大忙し。人間の負荷は上がる一方。

( この企業からみたら惑星メーテルって至高の存在なのかねぇ ;-)

そして同業者は申すに及ばず他業種でも「トヨタは手本にするべきだ」と追従 する企業がわんさかと…

さて、さて、このほど、リコール隠しが発覚したわけだが、 人より利益と効率を重視する○○な企業には何があっても驚かないけどねぇ。

Notes

[1]

鎌田慧作のルポルタージュの名作。

これと並んで、製鉄所へ人を入れる労働下宿で生活した話が代表作だろう。 これには脈々と存在し続けてきた奴隷産業の戦後の一時期の姿が描かれている。

そのあとも「ロボット絶望工場」のように同系列のモティーフの作品があるが、 実体験ではなく調査とヒアリングが中心の後の作品には 体験談を生々しく語った「自動車絶望工場」の迫力はない。

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