複数の街にまたがるので、大雪山系は章を別立てします。
大雪山(たいせつざん)は北海道の真中あたりにある山の群れの総称です。 大雪山という山があるわけではありません。 北海道で最高峰の旭岳(2290.3m)を筆頭に多くの山があります。
アイヌ語では「ヌタクカムウシュペ」(ヌタプカムウシュペ)。 「川がめぐる上の山」という意味なのだそうです。
特に、旭岳と 黒岳 はロープウエイで途中まであがれるため、 紅葉の季節は観光客であふれかえっています。
公式文献では「だいせつ」ですが、 北海道では「たいせつ」という発音をする人が多いように感じます。 [1]
なお、北海道は緯度が高いため、内地の山 +1500m に相当します。 たとえば、旭岳(2290.3m)は富士山(3778m)と同じくらいの寒さです。
交通の便もよく、温泉街もあり、ロープウエイ等の設備も充実しています。 そのため大雪山系の入門編として適している山です。 標高 1984 m。
地理上は 上川町 になります。 黒岳の麓に 層雲峡温泉 がある格好です。
もっとも、温泉街自体が石狩川に削りとられた絶壁と絶壁の間にあり、 温泉街からは一山?(外輪山?)むこう側になるため、 温泉街から黒岳は見えません。
層雲峡温泉の端にロープウエイがあり5合目まで登れます。 ロープウエイは20分間隔で動いており、所要時間は7分です。 紅葉の季節など稼ぎ時は10分間隔で動かしています。
5合目のリフト降り場から200mほど上にリフト乗り場があり、 7合目までリフトで登れます。 所要時間は15分です (要するにスキーのリフトなので待ち時間というのは特にはありません)。
旭岳より300mほど標高が低いので、 旭岳より1〜2週遅れくらいの季節感でしょうか。 紅葉に関していえば、山の上の方は九月下旬、下の方は十月上旬くらいがメド?
黒岳山頂(五合目〜七合目の間の登山道から見上げた様子)
黒岳〜愛別岳方面の山なみ。
黒岳からみた大雪の紅葉
[1] | あ、もしかして「木の城たいせつ」のせいなのかな?:-) |
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