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DVD オーサリング

いわゆる「DVD フォーマットの MPEG2」を作成することを Authoring と呼びます。

まぁ、すなおに TMPG-Author (4.0 からかな?名前が変わって TMPGEnc Authoing Works) 買えって話はあるのですが… 大昔は、それくらいしかなかったけど、 今は DVD Styler で十分いけるので、いいや買わなくても( そうやってデフレスパイラルが続く… でもなぁ年に一度くらいしか使わないんで)。

DVD Styler

たまにしか使わないからやり方を忘れちゃう( だって普段は DivX で、 DVD FORMAT の MPEG2 なんて 「メディアリテラシー」の授業で使う DVD を作る時くらいしか使わないんだもん)。 というわけで、メモ、メモ。

New (or Wizard)

ウィザードを使う必要はないんですが、忘れちゃうので、使った方が楽そう。 ウィザードが起動しない場合は、 「File → New」で新しい DVD (設定ファイル .xml)を作ろう!と宣言。

基本設定をしこんでください。

日本のテレビ用なら NTSC で、 4:3 or 16:9 と MP2 or AC3 は好きずきというかケースバイケース。

データを並べる。

一番下の部分が、データ列。 メニューと動画オブジェクトの列ということになります。

はじめから wmMenu1 というデータが用意されています。 名前の通り、DVD のメニュー。 特に何もしなければ、これがルートメニューになる予定。 また wmMenu1 しかないなら、 「普通のメニュー == ルートメニュー」という動作になります。

wmMenu1 を右クリックするとメニューが現れます。 Add → File で .avi なり .mpg なりのデータを追加するだけで OK です。 追加されたデータは次々と右側へ並べられ、 Title1 Title2 のようなタイトルが順につきます。

この Title1 は、その章の名前ではなく、DVD の構造を意味しています。 これを使えば、メニューで「Title1 Chapter1 へ飛べ」などと指定可能です。 まぁ市販品ならともかく、個人用途では面倒なので、 そんな細かい設定入れませんけど、原理上は出来ます。

[注意] さて、この状態で File → Burn DVD をすると? メニューは出るけど、何も選択の余地がない…という DVD が出来上がります。 でも、「再生」ボタンを押せば Title1 が再生されるし、 「次」ボタンで Title2 へ行けたりはします。 でも、ま、いまいちですよね。

カスタマイズ: メニュー

画面、右上部分がメニューそのものです。 wmMenu1 しかないのだから、wmMenu1 が表示されています。

背景

背景画像は、あらかじめ用意されている (左のメニューバーの Backgrounds を叩くと現れる) 背景画像の中から好きなものを選んでください。 もちろん自分の好きな画像へ設定するといったことも可能です。 wmMenu1 の properties の Background Image でファイルを指定して下さい。

ラベル

メニューに文字を書くには、画面の右上部分で右クリックし、 Add → Text か ShadowText を選択して文字を打ち込みます。 長い一行は打ち込めるのですが複数行の入力方法が分かりません。 一行ずつのオブジェクトを作って並べればそれらしくはなるのですが、 ちょっと面倒です。

再生ボタン

「Chapter 1 を再生」ボタンを作るには、 まず、左端のメニューバーを Buttons に変更します。 あらわれたボタンの中から好きなものを選び、 それを右画面へドラッグしてください。 これが再生ボタンの元です。

必要な数だけドラッグしてください。 ボタンが生成されると自動的に button1 button2 のように数字が付けられます。

各ボタンのプロパティで文字や設定を入れる必要があります。

Label: の部分がボタンの表示になります。

ボタンのラベルだけ変えても動作は変わらないので注意しましょう。 プロパティの一番上にある Jump to が、 そのボタンを押した時に再生する動画です。 「Title 2 を再生」するためには、 Jump to が「titleset1 title2」となっていないといけません。

なお、title 1 終了後、どうなるのか?は 画面の一番下にある Title 1 動画オブジェクトのプロパティで決まります。

再生ボタン(Play All)

titleset1 title1 のまま、 Jump to の右端にある「Play all titles」にチェックを入れれば OK です。

ラベルも Play All などと変更しておきましょう。

カスタマイズ: Title N

再生の動作は DVD Styler 設定画面のデータ列に沿って 「左から右へ」へ画面の通りに流れていく…と思いきや、 デフォルトでは「TitleN が終るとメニューに戻り」ます。

Title N 動作は、 そのプロパティの Post commands の動作に従うようです。

Title N のプロパティをひらいてみて下さい。 デフォルトでは Post commands は「wmMenu1 へ戻る」(call vmgm menu 1;) になっているはずなので「メニューに戻って終り」になります。

「Title 1 が終ったら Title 2 の再生へ移る」ためには Title 1 のプロパティで、 Post commands を jump title 2; へ変更します。

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