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1 概要

エラーメールの事例については「トラブル対策」( 
section)の方をみてください。

1.1	エラーメール

エラーメールは通常 $MAINTAINER に返ってきます。
elena MLなら elena-admin@あなたのドメイン です。

MTAから返ってくるメールはエラーの分析とデバッグの大事な情報です。
ほとんどは典型的なフレーズでしかないので英語だからと嫌わず
エラーをしらせるキーワードを探してみてください。

典型的な例 => ../troubleshoot 6.0

メールがループするのもエラーです。=> 5.0


1.2	エラーメールの送られる先は?

elena ML の場合 elena-admin です。

"makefml newml"の時に作る見本で

	elena-admin: そのmakefmlを走らせたユーザ

になっています。例:

	elena-admin: fml

fml@あなたのドメイン のメールを読む人にいきます。設定によっては単にメー
ルスプール /var/mail/fml にたまっているだけかもしれません

この送り先を変えるには

1. 単に /etc/aliases をいじる

	elena-admin: ユーザ1@どっかのドメイン, ユーザ2@どっかのドメイン2

2. いちいち root になりたくない

	elena-admin: :include:/var/spool/ml/elena/include-admin

/var/spool/ml/elena/include-admin は一行一アドレス

	ユーザ1@どっかのドメイン
	ユーザ2@どっかのドメイン2

[注意]
	/var/spool/ml/elena/include-admin は chmod 644 してください


1.3	エラーになるアドレスの自動削除

/etc/aliases を編集して mead (Mail Error Analyze Daemon) を有効にして
下さい。詳細は 2.0

elena ML の例:

	elena-admin: fukachan

	# MEAD; If you use mead.pl, 
	#elena-admin: fukachan, :include:/var/spool/ml/elena/include-mead

を 

	# elena-admin: fukachan

	# MEAD; If you use mead.pl, 
	elena-admin: fukachan, :include:/var/spool/ml/elena/include-mead

のように入れ換えます。/var/spool/ml/elena/include-mead は mead.pl を起
動するように最初から設定されています。


1.4	ML側から定期的に『入り続けるか?』を確認する
6.0

抜けなきゃいけないけれど連絡をし忘れているなどよくある話です。confirmd 
というデーモンは定期的(例: 2カ月の一度)にメンバーに「これからもMLに
入り続けるか?」を尋ね、返事がなければ参加の意志がないものとして、その
メンバーを削除するプログラムです。


1.5	ループを防ぐ
5.0

fml は入力されるメールをチェックしています。その項目は以下のようなものです。
一定期間内にくるメールが

1. 同じ Message-ID: をもたない

	同じMessage-ID:のメールはありえない。同じIDのものがきたら拒否する。

2. あきらかに自分のMLの X-ML-Info: をもったメールはおかしい

   X-ML-Info: フィールドにはMLのアドレス(MLのアドレス、コマンドのア
   ドレス、管理者のアドレスのいづれか)が出てきます。例え多段のML(例
   えば ML-A -> ML-B -> ML-C -> ... のML-B)であってもX-ML-Info: に自分
   のMLアドレス(X-ML-Info: ML-B)はでないはずという仮定です。

ここまではデフォールトです。オプションで

3. メール本文の MD5 checksum 

というチェックができます。つまり同じ内容のメールが来たらそれはループに
ちがいありません。

もっとも「 test 」と一行だけのメールが送れなくなりますが、いいですよね:-)


1.6	Errors-To:

Errors-To: は使わないと10年くらい前に決められたにもかかわらず、今でも
使われています。それも太古のサービスが生き残っているわけではなく、新規
のサービスなどで間違って使われています。


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