2004/06 後半以降: キューイングシステムの改変により 「わざとエラーにしてメールキューに落し、 メールの中身を確認してから flush する(配送する)」 技が可能になりました。
これにより、 (1) まず一度送信してキューに入れ、 (2) キューの中身を確認したのちに配送をはじめる、 ことが出来ます。 つまり間違った内容のメールを出す可能性が非常に低くなり得ます。
設定は次のようにしてください。
config.cf では、次のように存在しないポートでも指定しておきます。
smtp_servers = 無意味なトランスポート [例] smtp_servers = 127.0.0.1:2025こうしておくと、 記事を投稿したさいには配送エラーになり、fml8 のメールキューに落ちます。
メールの中身や配送先を間違えなかったと確信があり、 配送して良いと判断した場合、 正しいトランスポートを指定してキューをフラッシュしてください。
% fml -o smtp_servers=正しいトランスポート ML名 flushq [例] % fml -o smtp_servers=127.0.0.1:25 ML名 flushqちなみに flush と flushq コマンドは同じ意味です。 flushq が打ちづらいので flush コマンドも作ってみました。
もっとも、毎回、いちいち、 これらのコマンド群を打ち込むのは面倒なので、 シェルスクリプトを作っておくと良いでしょう。
社内向けに、 MLのキューファイルを WWW サーバで見せるようにしておき、 OK なら、 そのシェルスクリプトを CGI で実行可能にしておくという方法もよいでしょう。 生のキューファイル名が見えてしまって、???になるとは思いますが、 こんなシステムなら一瞬で作れますよね?
さらに 「配送 OK 」 を出すのが 「送信者と異なる人」 という運用にすれば、 より安全なメールマガジンの運用になるでしょう。 というのは、 送信者が自分で自分に OK を出すと、 内容の審査/検査が甘くなるからです。
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