メソッドの型は、 get_next_key() のように引数なしか STR を引数にし STR を返り値にしています。 これは、 ファイルの一覧を見るとか、 特定のメールアドレスに対して何かの値を取り寄せる、 といった操作が多く使われるためです。
しかし、特定のアドレスに対する値が組になっている返り値もあります。 これは
KEY_STR => [
VALUE_STR_1
VALUE_STR_2
VALUE_STR_3
]
のようなデータ構造が返ってくることを期待する場合です。
たとえば
fml4 の actives は、
メールアドレスに対していくつかのオプションの値を記述するので、
こういったデータ構造と考えられます。
例
rudo@nuinui.net s=skip m=xxx.yyy.z # commnet
rudo@nuinui.net => [
s=skip
m=xxx.yyy.z
# comment
] まとめると、 引数は「ない」か「STR」(正規表現も文字列の一種)なので STR 型と一まとめに考えてかまいません。 一方、返り値は STR か ARRAY_REF になります。
引数 返り値 --------------------------------------- なし => STR STR => STR なし => [STR, STR, ... ] STR => [STR, STR, ... ]
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