makefml は、 makefml newml を実行した際に、 そのMLの config.cf などの設定ファイル群一式を作ります。 同時に、MTA が fml を起動する際に使う設定ファイル一式も用意します。 MTA 用の設定ファイルとは、 Postfix/Sendmail 用の include ファイル群および qmail 用の ~fml/.qmail-* などの必要な設定ファイル一式です。
% su fml % makefml newml elena ... snip ... % ls /var/spool/ml/elena config.cf include include-ctl include-error ... snip ...
Warning |
現状、 メニュー方式の設定支援ツールが未完成なので、 MLのカスタマイズは config.cf をエディタで編集して下さい。 |
makefml newml が作る config.cf には、ほとんど何も定義されていません (つまりデフォルト値を使うことになっています)。 config.cf ファイル先頭にある変数 ml_domain と ml_name もコメントになっていますが、 それらはコマンドの引数から自動的に決定されるものです (よって、コメントのままで OK)。
たとえば /var/spool/ml/elena/include ファイルは
"| /usr/local/libexec/fml/distribute elena@fml.org"そして /var/spool/ml/elena/include-ctl ファイルは
"| /usr/local/libexec/fml/command elena@fml.org"などとなっています。 MTA から起動された /usr/local/libexec/fml/distribute コマンドなどが、 このコマンド引数の elena@fml.org の部分から ml_domain と ml_name を自動的に設定します (そのため config.cf ではコメントのままで問題ありません)。
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