さて、第一話ではコッブなる元同僚が「村」側の手先として出てくるが、これ だけではコッブが「西側」なのか実は「東側の手先の西側スパイ」なのかは明 瞭ではない。
ようするに、一話では、まだ東側なのか西側なのか分からないということだ。
しかしながら第二話では、元上司など、かなりの(おそらくMI5の)高官が 「村」側の手先として出てくる。 全員、東側とは考えにくいだろう。 つまるところ「村」は西側の運営なのだ。
ここまで分かるのが第二話。
この設定は『プリズナーNo.6』の原案者 Markstein によるノンフィクショ ン「クーラー」が実在した「村」(敵に情報を渡さないために辞職した西側ス パイを閉じ込めていた場所)についてのものだった。 つまり、これが元ネタなので「村」が西側の組織なのは必然である。
Prev | Home | Next |
2009/02/04: The Prisoner: Episode 03 "A, B and C" | Up | 2009/02/02: The Prisoner: Episode 01 "Arrival" |
Copyright (C) 1993-2025 Ken'ichi Fukamachi mail:< fukachan at fml.org >