資本主義とは何か？

資本主義は資本という概念の上に成立している社会的概念だが、 現代においてはそもそも国家と社会という対立概念が曖昧である。 かつて「神の見えざる手」を信じることのできた時代には 経済は勝手によろしく機能するものと考えられた。 これは数学的にみれば、 「一つ一つの企業の規模が小さいため単純な確立過程論で記述できたため」 と分析できるだろう。

しかし、産業革命以降、 一つの会社のパワーが国家をゆるがすものになりうるようになると 単なる平均場理論では済まなくなった。 それゆえ、現在では国家が積極的に経済に介入せざるをえないものになってい るのだという解釈がなりたちうる。

そうそう、資本主義国家における諸問題について「ようするに資本とは何か？」 を考えた人がいたが、後継者たちは変な方向へゆがめてしまい、今はなきソビ エトなんぞがあった時代もあった。