弱アルカリ単純泉で源泉温度 37.8 度で自噴という神のスペックです。 [1]
これは神の湯だ! ポン湯(アイヌ語で「小さな神の湯」) と対抗できる名湯中の名湯の一つです。 ポン湯 ほどアルカリ度は強くなく、ほとんど奇麗な水にしか思えません。 これに一時間くらい浸かってみれば、じわじわ温められてきて、 また〜り感がやってきます。
まさに「明鏡止水」の境地。
無限に入っていることが可能な温泉です。
5 号線から国縫(長万部と八雲の間)インターチェンジの方向へ曲がり、 10km ちょっと進むと美利河峠です。 ここに美利河ダムがあります。 ダムのところで道道 999 へ曲がり、10km ちょっと進むと駐車場で行き止まりです。 その行き止まりの 100m くらい向うに 山の家を含むログハウスなど一連の施設があります。 要所要所に必ず 「こちらが山の家、あと Nkm」 と看板があるので道に迷うことはありません。 道は最後の 5〜6km は車一台分の幅しかありませんが、 道路は全て舗装されています。
(山の向うは二股ラジウム温泉) ★ | | || | | || |5| 瀬棚 ====================== 国縫 ==| | | | | | ↓ 函館なお、この山の反対側が二股ラジウム温泉にあたります。
複数の建物から成ります。 平地がないので大きな一つの建物を作るのが大変だからなのでしょう。 ご飯のついてくるキャンプ場だと思ってください (そういうのは温泉宿じゃないと思う人はいかないほうがよいです、 お互いに気分が悪くなるだけなので)。 バリアフリーの正反対の施設なので、お年寄りには少し大変ですね。
一番大きなログハウスが「山の家」です。 宿泊用の部屋が 2F に 4 部屋、1F に食堂や洗面所(飲用不可)、トイレがあります。 山の家の右側にはバンガローもあります。 バンガローでも山の家の部屋でも値段は一緒だそうですが、 バンガローに泊まると洗面所もトイレも全て山の家まで行かないといけません。 初心者は山の家の方がよいでしょう。
山の家 || 露天 || バンガロー群 小屋(脱衣所) || ==============|| バーベキューなどするための設備 || || 駐車場
山の家の斜め下に源泉の湧き出ている池みたいな露天風呂があり、 その横に脱衣所と内湯のあるログハウスが建てられています。
日帰りは 300 円。 山の家の方で受付してください。 脱衣所にロッカー12人分はあります。 洗い場、石鹸、シャンプーはありません :-) 内湯からお湯をすくって体を洗います。 オケが3つころがっていますが、 同時に洗うのは頑張って二人が限界でしょうか。
温泉は内湯からの排水もすべてを河に捨てているようなので、 できれば自然の石鹸とリンス(==酢)なんかを持っていくべきでしょう。
一泊二食つきで 5,557 円から(2007年当時)。 夕方のメニューにはヤマメや各種山菜料理など自慢の山の幸が出ます。 でも年によって山菜が取れなかったりすると苦労するらしいです。 朝は和定食です。
部屋自体に鍵はかかります。 施設のあちこちのドアはひらきっぱなしなので、風呂は24時間ご自由にどうぞ。 自家発電ですが、部屋にも灯りはつくし、山の家の中自体は明るいです。 街灯も3つくらいあって、特に夜でも不自由はないです。
そんなわけで、おもったほど秘境感は無いです (←すでに基準がおかしい?:-)、 と僕は思うのですが、 多くの人にとっては「すげー不便」と思われてしまうのではないかと思います。
写真は撮ったのですが、データが取り出せない状態です。 データはあるようなのですがメタデータが壊れてるぽい( Unix 風な説明をすれば、 データはあるが、ファイル名と inode 番号の相関が分からん状態 )
発掘できたら写真載せます。
でも、ま、よくかんがえたら 10 年もののデジタルカメラなんだな。 この名温泉で御臨終なのも何かの縁でしょうか。 今までありがと〜
[1] | 2007 ログ: 本当は露天用と内湯用と2つ源泉があるのだそうですが、 2007 年は暖冬だったので出が悪いらしく内湯用のお湯が足りないそうです。 そんなわけで2007年度は露天のお湯をポンプで投入していました。 |
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