fml8 のデフォルトでは、 MLのホームディレクトリにあるログファイルにひたすら書き込んでいきます。 MLが始まった時からの記録がすべてここにあります。
一方、Unix のログは一定期間後に削除されていってしまうので、 あまり古いログは追えません。
Unix では、 newsyslog など(OS によって仕組みは異なりますが) OS 附属のシステムが古いログの消去をしてます。 あらかじめ、 これらのパラメータを調整し、三カ月程度は保存するようにしておきましょう。
Unix では syslog というメカニズムでログを管理しています。 syslogd が受けとったメッセージは /etc/syslog.conf に従いファイルへの書き込みや他ホストへの転送がなされます。
[/etc/syslog.conf] # すべてのログを /var/log/messages へ出力する *.* /var/log/messages
fml8 のログはデフォルトでは、 各MLのホームディレクトリにあるログファイルへ書き込まれますが syslog へ出力することも出来ます。
[/var/spool/ml/elena/config.cf] log_type = syslog
上述の「全てを記録する syslog 」設定もすれば、 /var/log/messages に、 システム全てのログと fml のログの両方を集めることが出来るようになります。
fml8 の問題というより Unix コマンドの使い方の話です。
ある「パターン」にマッチするメッセージだけを表示させたいなら次のようにします。
% tail -F /var/spool/ml/elena/log | grep 'パターン'
fml8 の問題というより Unix コマンドの使い方の話です。
% tail -F /var/spool/ml/elena/log | grep 'パターン' | tee ファイル
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