Caution |
xterm がコンパイルエラーになり、 その他のアプリケーションのインストールが止まってしまう(共倒れする)ため、 注意書きを書いておきます。 ちなみに、通常、サーバで xterm をインストールすることはありません。 クライアントでも、日本語用端末ソフトは xterm ではなく kterm を使うので、 やはり使う機会がありません。 ただし xterm についてくる resize コマンドは使うことが多いです。 |
注意: # や % の意味が分からない人は 用語 を参照してください。
普通に X11 のアプリケーション(meta-pkgs/modular-xorg-apps) をインストールすれば、 xterm はインストールされることになっています。
% su root # cd /usr/pkgsrc/meta-pkgs/modular-xorg-apps/ # make install
xterm だけインストールするには、次のようにします。
# cd /usr/pkgsrc/x11/xterm # make install
Caution |
2011/04 以降: make packege ではなく make install を使ってください。 事情の詳細は the Section called 2011 春: make install および make package の動作が変わる in the Chapter called NetBSD サーバの構築 節を参照してください。 |
さて、問題は xterm のコンパイルがうまくいかない場合があることです。
おそらく PKGSRC_PREFER=YES にしているため時にしか起こらない現象なのだと思います。
正攻法で、コンパイル時に手でパッチをあてます。 configure まで実行した後、ヘッダファイルを修正し、コンパイル。
# cd /usr/pkgsrc/x11/xterm # make clean # make configure /usr/pkgsrc/x11/xterm/work/xterm-259/xtermcap.h を編集。 # make install
/usr/pkgsrc/x11/xterm/work/xterm-259/xtermcap.h で
#include <curses.h>となっているところを
#include <ncurses.h>に変更して下さい。
meta-pkgs/modular-xorg-apps のターゲットから xterm を削除。
/usr/pkgsrc/meta-pkgs/modular-xorg-apps/Makefile の該当行
DEPENDS+= xterm-[0-9]*:../../x11/xtermを削除してから make install を実行して下さい。
副作用: resize コマンドが使えなくなる。
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