NetBSD から Microsoft Windows の画面をとりたい場合は rdesktop を使ってください。 Windows を持ち歩く必要などありません。 必要な時だけ Windows へ rdesktop すればいいだけです。 現代ではネットワークも速いので、 ネットワーク(インターネット)ごしにリモートの Windows を操作しても、 事務作業程度であれば問題ありません。 LAN であれば、いわずもがなです。
Important: チェックポイント
□ ターゲット /usr/pkgsrc/net/rdesktop □ /etc/rc.conf 不要 □ 設定ファイル 不要 □ ポート番号 なし □ 動作の確認 動かしてみよう:)もちろん rdesktop のインストール以前に、 X11 がインストール済でないとダメですよ!
注意: # や % の意味が分からない人は 用語 を参照してください。
% su root # cd /usr/pkgsrc/net/rdesktop # make install
Caution |
2011/04 以降: make packege ではなく make install を使ってください。 事情の詳細は the Section called 2011 春: make install および make package の動作が変わる in the Chapter called NetBSD サーバの構築 節を参照してください。 |
入りたい Windows 側で、リモート接続を有効にする必要があります。
「コントロールパネル → システム → リモート → リモートデスクトップ」 もしくは 「マイ コンピュータのプロパティ → リモート → リモートデスクトップ」 にチェックをいれてください。
-h オプションで、リモート接続したい「Windowsホスト名」を指定します。
% rdesktop -h Windowsホスト名
Windows の画面が出てくれば成功です。
リモート接続を切るときは、Windows の左下をクリックして「切断」をクリック。
なお、リモート接続すると PC 画面の方はロックされますので注意して下さい。 「一つの画面は、一人のユーザしか操作できない」 [1] というのが Windows なのです。 不便ですね。
-u ユーザ -p パスワード -k キーマップ -g サイズ 例: rdesktop -k ja-mymap -g 1024x760 -u itoshiki -p zetsubo
キーボードの割り当て方を変更するファイルは ~/.rdesktop/keymaps/ 以下に置いてください。 たとえば、上の ja-mymap に対応するファイルは、 次のパスにないと検索してくれません。
~/.rdesktop/keymaps/ja-mymapファイルの書き方は /usr/pkg/share/rdesktop/keymaps/ 以下のファイル群を見て解読してください。
Caution |
-p オプションを使うと ps とった時にパスワードが丸見えです ;-) 自動ツールを作るには、-p が必要ですが、 一般には -p オプションをつけずに実行してください。 パスワード入力を求めるプロンプトが出ますので、 Windows のパスワードを入力してください。 |
-C オプションはプライベートカラーマップを使うという意味ですが、 最近のディスプレイでは関係ないでしょう。
[1] | たとえば Windows XP Professional のように個人が使う想定の OS では 「一つの OS に一人分のリモート接続しか許していない」ことになっているので、 「一つの画面は、一人のユーザしか操作できない」ことになりますが、 サーバ用 OS などでは異なります。 利用している Windows によって条件は異なります。 そのへんは自分で調べてね :-) |
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