[HOME] [github] [twitter] [blog] [fml4] [fml8] [北海道] Powered by NetBSD and [nuinui.net] .

用語

コマンド例では常に最後の「Enter を押す」は省略されます。

また、口頭による指示でも、つねにスペースと Enter は常に省略されます。 単語の区切りでスペースの部分を理解してください (これは業界の慣習ですので慣れて下さい)。

シェル(一般ユーザ)

一般ユーザでコマンドを実行する。

% コマンド

例:
% ls
これは ls と打ち、Enter を押す。

例:
% ls -l
これは ls のあと、スペース、さらに -l と打ち、Enter を押す。

モニタやブラウザなどの都合でスペースが読みにくい場合があります。

シェル(特権ユーザ)

特権ユーザ(root)でコマンドを実行する。

# コマンド

例:
# ls

なお私のドキュメントでは、 「ユーザ root になる」ことを強調するために 「% su root」から書いています。 すでに root になっている(すでに # になっている)場合には 「% su root」を実行する必要はありません。

例:
% su root
# ls
これはユーザ root になって ls を実行することです。

32 bit CPU と 64 bit CPU

Intel CPU は 32 bit 世代と 64 bit 世代があります (マニア以外 UNIX で 8 bit や 16 bit 世代の話は関係ないので無視してOK)。

そして Intel の CPU は 8086 以来 86 系と総称されています。 [1]

そのため 32 ビットは 86 や x86、x86_32 などと呼ばれることが多いです

一方 64 ビットは Intel ではなくライバルメーカー(?)の AMD が主導したので、 名称が混乱しています。 それでも 64 bit の 64 ぽい単語が出てくるのを 64 ビット CPU と思っていいでしょう。 x64 や x86_64 など。

なお IA64 は違うものです。 これは AMD に 64 ビットの主導権をうばわれたあとに Intel が言い出した別の規格の名前で、 世間一般でいうところの i386 系 64 bit CPU の規格とは互換性がありません。

NetBSD/$arch $version

NetBSD バージョンの表記法は「NetBSD/アーキテクチャア バージョン」です。 アーキテクチャアは i386 や sparc などアーキテクチャアを表します。

他の OS と同じになる保証はありません。 [2] たとえば NetBSD では 80386 の子孫の 32 bit CPU は、 i386 アーキテクチャアと呼んでいます (ただし、今のカーネルコードは i386 と x86 にまたがっています)。

バージョン番号は 2.0 以降、方針が変わりました。 基本は x.0 (2.0 3.0 4.0 5.0 ...)で、 だいたい半年に一度程度、 その修正版(安定版、stable と呼ばれる)がリリースされています。 stable は 5.0.1 5.0.2 という表記法です。

5.0.2 は major version が 5.0、minor version 2 ということです。 5.1.1 などがリリースされる可能性はありますが、 最近の傾向としては、大目標としては次のメジャーリリースを目指しているため 5.0 5.0.x ... のあと 5.1 ではなく 6.0 へ行くと思われます。

ちなみに、2.0 以前、1.x.y 台のバージョンは一つずらして読みます。 1.x.y の x が major version、y が minor version です。 1.3 1.3.1 1.3.2 1.4 1.5 1.5.1 1.6 ... のように続いていきましたが、 1.3 から 1.4 は major version up です。

Notes

[1]

68 系は、モトローラの 68000 系 CPU の総称。

[2]

最近の Intel CPU を i686 と表記する OS もありえます。

[HOME] [github] [twitter] [blog] [fml4] [fml8] [北海道] Powered by NetBSD and [nuinui.net] .
Copyright (C) 1993-2022 Ken'ichi Fukamachi mail:< fukachan at fml.org >