カーネルが無線 LAN インターフェイスを認識できているという大前提がありますが、 認識できているなら、以下の手順で行ける香菜?です。 特にパッケージの追加などは不要でOS標準附属品だけで設定できます。
設定は三ステップからなります。
1. /etc/wpa_supplicant.conf の作成/編集 2. /etc/rc.conf の編集 3. /etc/ifconfig.??? の編集
なお、以下、無線 LAN インターフェイスの例は iwn0 とします。 ちなみに、よく見かける無線 LAN インターフェイス名は iwn とか ath あたりだと思います。 iwn は Intel Wireless 4965AGN IEEE 802.11 driver、 ath は Atheros IEEE 802.11 driver です。
「wpa_なんとか」というツール群が /usr/sbin にあるので、
/usr/sbin/wpa_cli /usr/sbin/wpa_passphrase /usr/sbin/wpa_supplicantこれらを使って設定ファイル /etc/wpa_supplicant.conf を作ります。
設定例は /usr/sbin/wpa_passphrase で生成します。
% /usr/sbin/wpa_passphrase SSID パスワードとして、SSIDと無線LANのパスワードを指定して実行してください。
実行例: SSIDがHOME、パスワードがdokodoko # /usr/sbin/wpa_passphrase HOME dokodoko network={ ssid="HOME" #psk="dokodoko" psk=1e3468ca9b081902d33f24691d77d10862306d7410686e9c9c8a013606f8e2ec }この出力を /etc/wpa_supplicant.conf に追加します。
# /usr/sbin/wpa_passphrase HOME dokodoko >> /etc/wpa_supplicant.conf
ちなみに、上の #psk の行
#psk="dokodoko"はデバッグ情報なので間違っていなければ削除しておきましょう。
デフォルトの見本だけでつながる場合もあるし、 もう少し設定を追加する必要がある場合もあります。 詳しくはマニュアルを見るかググってください;-) 以下、実際に動作する2、3の例を書いておきます。
なお /etc/wpa_supplicant.conf には、複数の無線 LAN 設定を書いておけます。 次のように network={} のブロックを追加していくだけです。 # 行はコメントです。
例: /etc/wpa_supplicant.conf # 例その1: 基本的、SSIDがHOME、パスワードがdokodoko network={ ssid="HOME" psk=1e3468ca9b081902d33f24691d77d10862306d7410686e9c9c8a013606f8e2ec } # 例その2: SSIDがOFFICE、無線LANの仕様は WPA-PSK TKIP/AES 801.11[abg] network={ ssid="OFFICE" scan_ssid=1 key_mgmt=WPA-PSK psk=bd20237f9d63971d641ac6bc4e741431674b4db478ccfc7cb87ac68cf7aaab7b }
起動時に wpa_supplicant と dhclient を実行するように変更します。
wpa_supplicant=YES wpa_supplicant_flags="-B -i iwn0 -c /etc/wpa_supplicant.conf" dhclient=YES
再起動してみましょう。
うまくいっていれば
# ifconfig iwn0 iwn0: ... SSID "HOME", nwkey ************** ..... status: active inet 192.168.10.2 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.10.255 .....のように、SSID が表示され、IP アドレスが取得できているはずです。 うまくいかない場合は、 /etc/wpa_supplicant.conf の編集 に戻りオプションの追加や変更をしてみましょう。 あとはトライ&エラーです。
英語の包括的な説明は次の URL を参照 http://wiki.netbsd.org/tutorials/how_to_use_wpa_supplicant/
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