オペレーション(operation)とは、5つくらい意味があるようですが、 我々ネットワーク屋のいうところのオペレーションは 「何かを実行する方法や手順」のことです。
確実に何かを実行する手順といった意味合いでは、 軍の作戦行動(オペレーション)と似ているところもありますが、 やはり理想は NASA でしょう。
しかしながら、民間企業におけるオペレーションは NASA や軍ほど、 予算や人的資源が豊富ではありません。 機器品質も段違いです(もっとも大量生産のおかげでこっちのほうがコストパ フォーマンスは断然有利でしょうけど極端な状況での耐久性は… そんな条件は考える必要がないっすね、よく考えたら)。
いずれにせよ、NASA などに比べれば非常に限られた予算と人的資源の元であ る程度の(出来る限り最高の)成果をあげるバランス感覚がもっとも重要です。
この場合の成果は単に実行すればよいわけではありません。 少なくとも3つの条件 「最低限のサービス断」 「サービスの品質の維持(同等もしくは品質向上)」 「予算の維持(同等もしくは、より低予算)」 の下で最適化された解を求められることになります。
これらは単純にルール 1 2 3 に従えばうまくいく、 といった教え方は出来ません。 ある時の 1 2 3 と、違う時の 1 2 3 は異なりえます。 だからこそ、 オペレーションノウハウを商売にした我々 IIJ のような商売が成立しえたと言えるわけです。 これからもそうとは限らないですが…
それはともかく、 半分は実生活、半分は思考実験の産物としての Operation Oriented なプログラミングと登山について考えてみる、 というのが、このパートの内容です。
[1] | エセ勘違い自称文化人どもの言うパラダイムではなく、 T.S.Kuhn の original の意味で。 |
[1] | エセ勘違い自称文化人どもの言うパラダイムではなく、 T.S.Kuhn の original の意味で。 |
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