うむ、いまのところ、半自動システムは、うまく動いている。 ものすご〜〜〜〜〜〜〜く、エンコ作業は楽になった。 まだハードコーディングが多いが、それは御愛敬というものどすえ。 デバッグ中だからね。ま、おいおい直すことにする。
さて、とりあえずプロトタイプはうまくできたので、ここらで少し detail を 振り返っておこう。では、まず、映像入力パートから見てみることにする。
グーグルで情報を漁り、実際に MPEG(4) エンコーダをいくつか動かして みると分かるのだが、エンコーダの入力にはいくつかある。 RGB みたいな生データの形式とか AVI 形式 [1] といった有名な形式を直接読めるのはまぁわりと当たり前だろう。
しかし、MPEG2 を直接読めるものはかなり少い。 通常、入力部分に、なんらかのフィルタが必要となるらしい。 なお TMPGEnc は OS に特定の mpeg2 decoder がインストールされている場合 に限り、直接読み込むことが出来る。
入力部分でのフィルタという話があったら、この部分で VFAPI (Video File API)が使えるか否かは重要だ。ちなみに VFAPI は日本人の考えた方式で、そ のせいなのかどうかはしらんが、日本製を中心にわりと対応しているものの、 メリケンのエンコーダは対応してくれない御様子だ。
なお、代表的なソフトウエアを挙げておくと、日本製は tmpgenc や aviutil であり、メリケンものは、DVD2AVI や *dub (virtualdub, nandub, nandub_onepass) などが有名だ。後者は VFAPI に対応していない。 もっとも、実際にエンコーダとして使われうるのは tmpgenc と *dub くらい で、あとはフィルタ処理か形式の変換につかうだけらしいんだけどね。
さて、いろいろなエンコーダがあるわけだが、最終的な判断基準はアニメをエ ンコーディングして奇麗に見えるか?(奇麗に見えるように誤魔化すことがで きるか?)である。これは絶対的な基準である。操作が簡単とか、そういう基 準ではない。できれば、速い方がいいが、それはとりあえずよい。なんにせよ、 「トップをねらえ!」がいかに奇麗にエンコできるか?などということである。
この秋は、ついでということもあり、ガンダム SEED でさんざん試してみた。 フィルタの使い方に依存するし、なにより主観がものをいう。あまり絶対評価 とかいうもんでもない。が、結論から言おう。nandub ないしは nandub_onepass はアニメ向きだ。ほとんどなにも調整しないうちからアニメ 向きのエンコをしてくれているように見える。しかも tmpgenc などにくらべ て速い。同じ時間をかけるなら nandub の方がアニメ向きのエンコをしている ように見えるのが不思議だ。なるほど、濃いエンコ職人が nandub ラブなのが よく分かる気がする。
[1] | ん〜まぁここでは AVI つぅ形式があるんだと思ってくれい。 |
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