「MLサーバ上でコマンドを使う」 というのは、 「MLサーバ」へ SSH (Secure Shell) でログインし、 makefml (/usr/local/bin/makefml) コマンドもしくは fml (/usr/local/bin/fml) コマンドを使い、 fml8 の設定変更をするという操作を意味しています。
makefml の基本的な使い方は fml4 の makefml と同様です。 できるだけ fml4 と同じ使い勝手になるように、 つまり互換性を保つように努力しています。
相違点についての詳細は 『the Section called fml4 と fml8 の違い: コマンドラインでの操作 (makefml) in the Chapter called fml4 と fml8 の相違』 を参照してください。
makefml を使う操作は確認(confirmation)が不要です。 たとえば、 メンバーの登録は、コマンドを実行すると、そのまま処理が行なわれます。 これが許されるのは makefml を実行できる時点で、 つまりそのサーバにログインできる時点で、 特権的なユーザであることが証明されているからです。
「正しくサーバが構築されている」ことが大前提です (これは fml8 とは直接の関係がないので説明しません)。
MLサーバのホストに入ることができる(例: ssh してシェルが取れる)人は、 MLにとって最強の権限を持つ人を意味します。 ファイルを直接編集することで、どんなことでもできるわけですから、無敵です。 つまり特権的な操作が可能な状態です。
しかしながら、 人間まちがいを犯すもので、ついファイルのフォーマットを間違えたりします。
そのためファイルの直接編集などはせずに、 通常は「makefml (/usr/local/bin/makefml )コマンドを使うことで fml8 の設定を変更してください」という運用ポリシーが推奨されています。 もちろんファイルを編集してもかまいませんが、 その場合、内部構造などをよく理解して操作してください。
なお、fml コマンドは引数の順番の異なる makefml 同等品です。
makefml コマンド ML名 オプション fml ML名 コマンド オプションコマンドの中身/動作は同じですので、 シンタックスの好き嫌いで、どちらかを選んで使ってください。
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