英語ではバックパックなので、以下、原則として用語はバックパックです。
はじめての山登り の頃は、無理に買う必要はないので、ホームセンターの安い奴で十分です。 やがて、そのリュックに物足りなくなったら、 それは通勤用や防災用にでも転用ということで。
「→ アウトドア(なるたけ軽く安く) → バックパック」 のコーナーより
「→ アウトドア(重くても安く) → (メーカーごと)」 あたりの方が参考になると思います。
25 〜 30 リットル級。
街で後ろに荷物をぶらさげてる人たちはファッションのつもりなんでしょうけど、 重心がずれているので疲労がたまり、 ぶらぶらさせて余計なエネルギーを消費しています。 重心が後ろに来てしまうあの形は「疲れる」だけです。 もっと体に密着させて「極力人間+荷物の重心を人間だけの重心に近付ける」 ようにしないといけません。
日帰りの場合、ヒップベルトで支えるほど物を背負わないので、 ベルトは横揺れ(横揺れで発生するモーメント)を防ぐためでしょう。 ただ、ないよりは、あったほうが若干「マシ」です。
おそらく、そういった理由で、このクラスのバックパックには紐のベルトがつ いているものが多く、面積が大きなヒップベルト型は少数派なのでしょう。
[道具の写真や値段の参考] → アウトドア(なるたけ軽く安く) → バックパック
本州では山小屋という名の旅館が発達していますが、 北海道には基本的に無いです。あっても避難小屋程度。 日帰りを越えたら、基本的に必須の道具を全部持っていくことになります。 はじめから、それを想定した大きさのバックパックを買うほうが、 汎用性があって良いでしょう。
よって最低でも 50 〜 60 リットル級です。 重さは仕様によっていろいろ。 Ultralight Backpacking の思想を実現するゴーライトのバックパックだと 600 g くらいからあります。 でもこのクラスは単なる袋ですね(あれなら自作でいいのでは…) もっと軽いのもあったかな、最近は。
ただし、 山の達人以外には「フレームがないと辛い」というのが結論らしい。 「単なる袋」形のバックパックは厳しいです。 しかも「単なる袋」に3万も4万も出せるかい!
そのためか、軽量化バックパックというジャンルでも、 フレームがあると 1kg 台なかばになってしまうのが相場です。
そのくらい重たくなるのなら、無理に ultralight 仕様に「みつがなくても」、 やはり安さでタトンカ [1] っすか?(苦笑)。 安いので改造でも何でもしほうだいという気分にさせてくれます。
あとは有名ブランドを登山道具屋で背負ってみて好きなのを買うという王道し かありません。
大きなバックパックは流通量も少ないので、特売品は、まずないとおもいます。 50 リットル前後くらいだと(流通量の多い)ミレーの特売品とかにお目にかか ることはあります。それくらいでしょう。よって、基本は普段の実売価格で妥 協するしかありません。20,000 ちょっとくらいから 70,000 くらいのアーク テリクスまでいろいろあります。
カタログスペックからだけで判断しますが、「フレームありで値段と重量を見 比べる」とゼロポイントのバーサライト50とかオスプレーのタロンシリーズ あたりが 1 kg 前半で、まぁまぁ妥協できる値段(定価)といえるでしょうか。 このあたりから物色してみるんじゃないんかなぁと思います。実際に触ってみ るとバーサライト50なんてシルナイロンのペラペラで不安になるだけかもし れませんが、軽いバックパックは、どうしたって薄くせざるをえないので、そ ういうもんです。
日本では滅多にお目にかかれない登山メーカーもたくさんあります。 洋物?
洋物に関しては、 海外に出かけるチャンスがあれば現地で買ってくるのも良いです。 たとえば、アメリカで $180 の某バックパックが日本では最低 30,000、 へたをすると \40,000 になります。 他人のでもいいから、 実物を背負ってみて大丈夫そうなら海外通販へGO!という手もあります。 [2]
ちなみに、よく見かける、もしくはマニア向けブランドは
日本 ... ZERO POINT(モンベル)、ライペン(アライテント)、 マウンテンダックス アメリカ ... オスプレー、グレゴリー、 ゴーライト、グラナイトギア カナダ ... アークテリクス ヨーロッパ ... カリマー、ミレー、ドイター ニュージーランド ... マックパックあたりでしょうか。
アメリカものは機能的というか美的なことは考えね〜というか、 プラグマティズムというか、そんな雰囲気があります。 プロの山岳ガイドさんとかはアークテリクスが好きらしいです(もちろん高い)。 ヨーロッパものだと、 ミレー(フランス)は、あらゆる流通チャネルでお目にかかれます。 ドイター(ドイツ)もわりと見ます。ファウデ(ドイツ)も見るかな? カリマー(イギリス)は最近普通の量販店でも見るくらい流通させてます。
もっとも最近では量販店でもマニア向けの高いバックパックを売っていますね。 たとえば、大きな XEBIO 店舗でアークテクリクスを大量に売っていました。 びっくりです(誰に売りつけようとしてるのだ?;-)
マンモスくんが可愛いマムート(スイス)はクライミング屋向けっすよね? 元々クライミング用のザイルを売ってたところだし。 ただマムートは石井スポーツでしか見ない。 そもそもマムートのバックパックの品揃えはそんなにないみたい。
パタゴニア、コロンビア、THE NORTH FACE あたりのでかい奴は見ない。 いや、THE NORTH FACE の大きなバックパックが 秀岳荘 白石店 にはあったな。でも稀にしか見ない。 そもそもこの辺のブランド、 世間的には「これってカジュアルブランドじゃないの?」と思われて いるのではないかと。THE NORTH FACE 街に溢れ過ぎですわ。
と、いろんなメーカーがあるものの、 北海道で大きな荷物を背負ってる人のバックパックは、 やっぱり ZERO POINT (モンベル) が多いとおもいますですよ。 だって大きなバックパックは高いんだもん、 やっぱり、ゼロポとかになるよね〜;-)
[道具の写真や値段の参考] → アウトドア(なるたけ軽く安く) → バックパック
[1] | なおタトンカは登山道具屋じゃなくてアウトドア量販店でないとお目にかかれ ません。もしくは通販で購入。 なんで登山道具屋で売ってないんでしょうね?(意味深:-) 輸入代理店が EVERNEW なので取り引き関係がないの?ということは無いです。EVERNEW の他 の商品は普通に売ってるんですから。ということは、やはり、他のメーカーの バックパックは…(以下略) |
[2] | あ、ちなみに Amazon.com は日本へこの手の品を出荷してくれません。 してくれる業者を探しませう。 http://www.campsaver.com/ とかかなぁ? 私は、ここを使ったことないので信じていい業者なのか?は知りません。 |
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