カルスス温泉郷は明治32年に創業した由緒ただしき日本の名泉です。 ラジウム豊富な単純泉。 カルススはアイヌ語とかではなくて、 ヨーロッパの有名な温泉カルルスバードとよく似た湯質 [1] なので、その名をとったのだそうです。
源泉温度は48度。源泉かけ流し。効きます〜くぅ。 ちなみにカルルス温泉郷の五軒(むかし六軒)は源泉が同じなので、 あとは、どう温度調整するかの違いです。 鈴木旅館のように源泉そのままのもあれば、地下水で割って温度調整をしたりします。 ただ地下水でわっていても、とても効きます。 くぅ〜。
オロフレ山荘 の隣(奥側)にあるカルルスで一番老舗の湯治旅館です。 部屋や料理も老舗らしい雰囲気が出ています。
本来、湯治をするところです。 湯治料金は 5000 円ちょっと/日なので 10 万握りしめていけば半月はいけます。
お湯は 「オロフレ山荘」 や「かめや」と同じ源泉からのもので、単純泉、無色無臭。
露天はありません。 七つの湯と説明がありますが、 洗い場と飲むところ、かぶり湯を合わせて7つなので、 実際には 「源泉100%の高温湯」 「源泉+湧き水で少し温い中温湯」 「源泉+湧き水10〜30%の低温湯」 「打たせ湯」 の4つの湯船です。 かぶり湯も中温度になっています。
とうぜん季節や時間帯によって湯温は変わります。 一番ぬるい湯が 38 度、 一番熱い湯が 42 度という説明がありますが、もっと熱いように感じます (そもそも一番熱いお湯は源泉そのままなので 48 度ちかいはずなんですが)。 冬のほうが適温ですかね?
[1] | 登別温泉とは 10km くらいしか離れていませんが、 登別温泉とは別物です。 単純泉で無色無臭。 これがカルルス温泉です。 某会社が出しているカルルス温泉入浴剤が白いのは嘘っぱちです。 (とくに内地の人が)温泉気分を味わうために、わざわざ白くしてるんだそうですね。 というわけで、本物は透明です。 わたくしの意見をいえば、 北海道最高の温泉は、このカルルス温泉郷と ポン湯 そして 奥美利河温泉 です。 どれも単純泉・自噴の名湯になります。 ポン湯 そして 奥美利河温泉 は自噴している源泉温度が 38 度です。すばらしい。 |
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