NetBSD は 4.4 BSD 起源の移植性に優れたオペレーティングシステムです。
いくつかのアーキテクチャアの上でのベンチマークの結果が、 こちら にあります。
BSD の研究開発の芸風の側面を色濃く継承していることが特徴でしょうか。 「きちんとしたものを作るために議論し過ぎで遅々として進まない」 とか 「いいから Current いじれよ」とか、 リリースエンジニアリングのだめなところは、そのあたりに由来します。 NetBSD は 0.8 からずっと使っていますが、このあたりの芸風は今も一緒です。
中途半端なものを作るよりは、よほど良いとおもっています。 たとえば NetBSD 1.5 の /etc/rc.d/ は、とても良い例です。 [1]
でも NetBSD-Current は好きにしていいから、 「STABLE のリリースエンジニアリングは、ちゃんとしろよ!」 と思う今日この頃(いや、この 10 年くらい)です。
[1] | 保守性が悪い代表例の System V の /etc/rc.数字 シリーズのような 構成ではなく、かつ /etc/rc.conf と両立しつつ、 各サービスごとの start stop restart が可能になったので 1.5 はとても便利になりました。 http://www.daemonnews.org/200108/rcdsystem.html http://www.cs.rmit.edu.au/~lukem/papers/rc.d.pdf |
Copyright (C) 1993-2025 Ken'ichi Fukamachi mail:< fukachan at fml.org >